かめぞう

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2009/05/23

zakkyのアート系シネマトーク(25)~『レッド・クリフ』 三国志をテーマにした中国アクション活劇

  • zakkyのアート系シネマトーク(25)~『レッド・クリフ』 三国志をテーマにした中国アクション活劇画像

現在,パート2が公開中の『レッド・クリフ』。アジアとハリウッドが手を組み,三国志の中の「赤壁の戦い」をモチーフにしたお話ですが,あくまでも現代的な解釈で,アクション活劇中心のテンポ良い快作に仕上がっていると思います。
実は,私は劇場ではなく,テレビでたまたま放映されていたのを何となく観ていましたが,正直,これまでは,「曹操」とか「諸葛孔明」とかの名前は知っていましたが,詳しいことは三国志のマニアでもなかったので,ほとんど「レッド・クリフ」についても興味はありませんでした。ところが,お話のおもしろさ,映像の奥深さ,セットの豪華さ,俳優素晴らしさ,音楽の良さなどが映画から伝わってきて,ついついパート1を最後まで観てしまいました。これは,パート2をぜひ劇場でみたい!と思わされました。中国を舞台にした歴史大作映画に,「敦煌」「始皇帝暗殺」「グリーンデスティニー」「英雄HERO」などがあり,本作品がその延長上にあるのは間違いないですが,「ロード・オブ・ザ・リング」のようなファンタジーの世界の物語とは異なり,敵味方の駆け引きが現実的な「戦略(ストラテジー)」として描かれ,大いに魅力ある内容となっています。
最近,教育界でも「ストラテジー(戦略,方略)」ということばが使われ出しましたが,諸葛孔明,曹操らが相手を出し抜くための「戦略」なり「戦術」なりが非常に興味深く,映画ではかなり省かれている部分はあるもの,例えば,鏡のような盾を利用して光で馬を困惑させたり,「カメ」を模して誘い込んだりといった戦法は,我が家の子どもたちも「なるほどー」と感心しながら興味深く観ていました。ストラテジーは,その中身が明確になったとき,「なるほど」とうならされるような「方略」であるのかもしれないと,改めて思いました。まあ,現実にはあり得ない方法なのかもしれませんが・・・。
特に,パート2で描かれるであろう,諸葛孔明の「戦略」,例えば,10万本の矢を集める,80万の軍に対抗するといったあたりの作戦は,有名なエピソードだけにどう描かれるか楽しみです。
また,登場してくる三国志お馴染みのキャラクターがかっこよく,時にはユーモアも交えながら描かれ,女性も大変魅力的に表現されています。
決して心に残るような類の映画ではありませんが,何度も繰り返し観たくなる,続きが観たくなる,映画館で観たくなる久しぶりの映画であることは間違いないと思います。そういった意味で,映画興行,企画としての「ストラテジー」も成功している映画であることは間違いないでしょう。

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プロフィール

zakky 小崎真(こざきまこと) 愛知県公立小学校教諭 兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程) 所属学会:美術科教育学会,日本美術教育学会,大学美術教育学会,絵本学会,国際美術教育学会(InSEA)... もっと見る

  • 2009/06/13更新
  • 2007/11/25登録

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